2012年2月 1日 (水)

安曇野も雪がよく降る

おいおい、もう2月に突入かい。時の流れが速すぎる!

今年は雪が多く、北海道や東北、北陸など地域によっては3メートルを超える積雪を観測しているところもあるようで、ニュースに接するたびに「大変だろうな」と思う。長野県内でも栄村や野沢温泉などで平成18年の豪雪を凌ぐような雪が降り続き、屋根から転落したりして死者まででているのだ。

ここ安曇野は積雪こそほとんどないものの、雪の降る回数は例年より多い。大雪の地域に思いをはせても、やはりその場に行って見なければその苦労は分かるはずがないのだろうな、と正直なところ考えてしまう。というのは今聞いているラジオで、DJが「大雪の地域の皆さんにお見舞い申し上げます」と軽い言葉で言っていたからだ。東北大震災やそれに続く原発事故でもそうだが、「がんばろう」とか「お見舞い申し上げます」とかあまりにも安易な、空ろな言葉が飛び交いすぎているのではないか。もちろん良心から出ているだろうその言葉を全部否定するものではないけれど。

おととしの12月31日、雪の吹きすさぶ白馬でクルマの前が全く見えなくなり、道路を外れて畑と思われる所に突っ込んでしまうという事故を起こしてしまった。入っている保険会社に携帯から電話したのだが返ってきた答えはこうだった。「残念ですがお力になることが出来ません」・・・周りは雪で真っ白、前も後も雪の山の状況での答えがそれだったのだ。あの電話の担当者がもっと事故を起こした人のことを考えることの出来る、思いを馳せることの出来る人だったらもう少し違う言葉もでたろうに。 

思いをはせるとは、その人の立場に徹頭徹尾立つということに他ならない。原発事故の被害者であるお母さんに「心配のしすぎ」とか言う人がいるが、放射能が巻き散らされている地域あるいはそのそばで暮らしている子供や家族の気持ちを少しでも思えば、そんな言葉はでてくるはずはないのだ。それはやはりそこに住んで見なければ本当には理解できないということなのだろう。 

雪深い白馬で事故を起こしてからは、少しは豪雪地帯で暮らしている人々の苦労がわかった気がする。そうそう事故後4,5時間経って私のクルマは無事JAFに救出されたことを最後に報告しておきます。P1010138              

2012年1月19日 (木)

モーリス・ドニを観にいく

山梨県立美術館に「モーリス・ドニ展」を観に出かけた。19世紀フランス象徴派を代表する画家であるドニの作品は、だがしかし私の胸には響かなかった。家族への暖かい気持ちはその絵の中に濃厚に示されてはいたと思うのだけれど・・・

館内のレストランは、雰囲気も味も合格点を与えられるのではないか。企画展特別ランチはお勧めだ。コーヒーを飲み終え、ここの美術館の肝とも言うべき「常設展」に向かう。ああやはり、ミレーは素晴らしい。ちょっとドニにがっかりした後だったので、「モナリザ」よりも美しい「ポーリ-ヌ・V・オノの肖像」に感動し、「夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い」の絵に思わず目をうるませてしまったのだ。やっぱり芸術作品は直に観てみなければ分からない。P1010137

2012年1月 7日 (土)

2012年、良い年になりますように

P1010135 新年も、はや7日。安曇野は厳しく冷え込み雪もちょっとだけ降った。汚れてしまった愛車にて松本へと向かい、飴市を見に出かけた。メインは明日の武者行列や太鼓演奏なので、今日はわりと閑散としていた。

そんな中で子供たちの商う店にてダルマを購入。マニュフェストをかなぐり捨て国民の生活を第一に苦しめる民主党政権に立ち向かい、少しでも良い世の中になるよう心から祈るのであった。

2011年12月18日 (日)

日曜喫茶室

NHKFMで毎月末の日曜日の昼時に「日曜喫茶室」という番組を放送しているのをご存知だろうか。はかま満緒の司会で、色々なゲストを招いて多彩な話題を展開するトーク番組なのだ。今月は師走のせいか今日オンエアされていた。

ゲストの他に常連のお客さんというのがいて、画家の安野光雅、ジャーナリストの轡田隆史、ドイツ文学者の池内紀、慶大教授の荻野アンナの4人が順番にゲストと共に出演するのが常である。今日は年末ということなのであろう4人が一緒に出演して、3.11震災のことを中心に話していた。

特に印象的だったのは「震災からの復興は、戦争や天災を経験したことを思えば成し遂げられると思うが、人災である原発事故はどうにも出来ない」と怒りもあらわに語った安野光雅の言葉であった。彼は、ドイツのジャーナリストと比較して日本のマスコミを批判した池内紀と共に、メディアの原発報道を激しく非難すると同時に今のままではだめだと厳しく諭したのである。

これだけのことを電波にのせて発言できる知識人と呼ばれる人は、今この国にどれだけいるのだろう。「日曜喫茶室」の大フアンとしては、この番組がさらに長く続くことを切に祈る。

2011年12月11日 (日)

雪の安曇野

P1010132 おととい初雪が振り、景色を白一色にした。何日か前にも白いものが舞ったけど、この冬の初雪は12月9日と記録しておいても良いだろう。

長野県、安曇野で暮らすということは、車社会である以上2種類のタイヤを用意しておかなければならないということ。普通タイヤとスタッドレスタイヤである。雪道はスタッドレスである程度は安心して走れるけれど、もちろん万能という訳では決してない。思い起こせばおととしの大晦日と今年の1月、雪の振る白馬で、そして高速道路で実に怖い思いをしたのだ。

次の機会にそのことを詳しく書こうと思う。写真は雪の積もった安曇野。午後にはほとんど溶けたけど。

2011年12月 4日 (日)

時の流れに追いつけない

P1010129 本当に時の経つのが早く感じられる。子供の頃の一日の長さを思うと、その三倍、四倍以上で時間が過ぎていくかのようである。2011年も12月、今日は久しぶりに青空が広がった安曇野。寒い寒い冬はもうそこまで来ている。                 

2011年11月23日 (水)

時代の後戻りは悪いことなのだろうか

図書館でサライ8月号を借りてきた。特集は「涼しい夏の知恵」。安曇野はもうすっかり初冬という感じの佇まいなので、ちょっと季節感がミスマッチだけどそこが図書館読書というもの。

巻頭対談で、作家で江戸文化研究家でもある石川英輔氏と「昭和の暮らし博物館」館長の小泉和子さんのお二人が実にためになる会話を交わしている。3.11の大震災と原発事故で、これまでの生きかたそのものが問われるほどの課題を突きつけられた私たち日本人なのだが、それに対する答えは大きく二つに分かれたのだと思う。そのうちのひとつ目が、二人の対談の中に示されている。

小泉「昭和40年ごろまでは、今のエネルギー消費量の一割程度で、今より便利ではないかもしれないけれど、充分に豊かな暮らしが実現していたわけですね。私は常々思っているのですが、日本人には昭和30年代までの生活レベルというか暮らしぶりが合うと思うんです。もちろん医学などは進歩した方がよいですが、食品を取り巻く事情にしても、通信の発達にしても、交通網の充実にしても、何でも便利だからと発展させすぎている・・・『手軽に便利に』ということばかりがもてはやされて、本当の豊かさがどこかへ行ってしまったと思います」                                     

石川「暑いからといって『すぐに冷房』では情緒がない。木陰に佇んで、ゆったり寛いでみたら、風がそよぐだけで涼しさを感じて嬉しくなる。それが豊かという感覚でしょう」

この夏は、原発推進を何が何でも進めたい東電をはじめとする新自由主義グループが、節電や電力危機をことさらに叫んでいた。下痢が止まらないのに胃が空になると大変だから、もっと食べたいとトイレで叫んでいるのが東電だ。換気扇の壊れた、臭気こもるトイレに未来はあるか。被爆労働を強制する電力供給に未来はあるのか。

二つ目の答えが、上記のような経団連グループや経済成長を願ってやまない人々に他ならない。曰く「電力危機の中ではもはや日本で生産なんて出来ない」その言葉もう聞き飽きた。法人税が高いと「海外に出て行かざるを得ない」TPP問題でも「今のままでは韓国に太刀打ちできない。海外に活路を求めざるを得ない」わかったよ。なら海外に出て行けばいいじゃない。グローバル経済なんだから。誰も止めないって。円高で苦しい?円安のときは先行きが分からないからと言ってその儲けた大きな利益を、労働者に分けることもなく内部留保とかいって溜め込んだじゃないの。結局儲けを増やしたいだけの資本家たち。言っておくけど、海外に行って洪水にあっても、賃金をあげろとストライキ起こされても自業自得だよ。

だんだん言葉が悪くなってきたのでこの辺までにしておくけど、3.11以後の発言で驚いたのが吉本隆明と市川森一だった。電力供給が減ることに恐れを抱き、自分はもう時代を後戻りできないという風なことを語ったのである。インテリゲンチャーならば今までの大量消費の世の中に警告を発するぐらいの気構えを見せてほしかった。

2011年11月19日 (土)

小室孝雄展を観る

P1010126 今日は鬱陶しい雨が降り続いているが、昨日は午前中は良い天気だった。そんな中、豊科の図書館でひらかれている「小室孝雄展」を覗いてみた。

小室孝雄は穂高出身の画家だが、私はこの展覧会を見るまでは名前さえ知らなかった。自分の知らない画家や作家、芸術家があまりに多くいる事に、分かっていることとはいえ改めて衝撃を覚える。私たちの目にする「芸術作品」は、ほとんどが商業的に成功したものにすぎないのでは・・・と思ってしまう。けれど美術館で作品に触れれば、名の売れた作者の作品はやっぱり凄いと思わざるを得ないことも事実なのだ。

映画にしろ絵画にしろ結局その作品を自分がどう受け止めるのかが大事なのであって、人が良いと言っているから自分もそう思うという類のものではないだろう。誰一人いない展覧会の会場の中で、ゆっくり小室の作品を見ながらそんなことを考えた。

小室孝雄の人物画は素晴らしいと思う。

2011年11月17日 (木)

ふたたびはじめまして

「はじめまして」を書いてから3年の月日が経った。心機一転(?)今日から仕切りなおしのブログ開始と行こう。

とりあえず本日のお題は「好きな映画監督」・・・これはなんといっても黒澤明監督だろう。日本映画で一番好きなのはと問はれれば、「七人の侍」が直ぐに思い浮かぶ。脚本といい映像といい、映画への思い入れ、時代検証といい全てがよく出来ている。まさに何度観てもあきないのである。私のおもしろい映画の基準といえば、この「何度観てもあきがこない」に他ならないのだ。

反対に嫌いな監督。今見たくもないのに、色々なところに顔を出す三谷幸喜という人。やたらに俳優と呼ばれる人々にも受けがいいようだが、これは日本の俳優たちの質の低さを逆に証明をしているようなもので、世渡り上手の模倣犯=三谷の映画作りの酷さはいつかばれるに決まっている。

私の思うままをこんなふうに綴っていこうと思っています。

2008年5月 3日 (土)

はじめまして

ゴールデンウイーク後半の第一日目、安曇野は初夏の陽気で風が少し強いものの、遊ぶにはもってこいの日だろう。

しかしそれにしても、ガソリン税再値上げは私たちの生活を直撃し、数少ない連休の楽しみさえ奪ってしまう。庶民のことなど何も考えていない今の政治を、何とかしなければと思い青空を見るのだった。

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